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株式会社モリの更新担当の中西です
さて今回は
~注意~
ということで、現場のプロが実際に意識している「軽天工事の注意ポイント」を技術的・現場的視点から深掘りしてご紹介します。
軽天工事(軽量鉄骨下地工事)は、壁や天井の骨組みを正確につくる内装工事の要です。
その完成度が、仕上げの美しさ・建物の安全性・施工全体の効率に大きく影響するため、細部まで注意を払うことが求められる仕事です。
目次
軽天は“下地”とはいえ、すべての仕上げの基準となる存在です。
壁がわずかに傾いて、クロス仕上げに波打ちが出る
天井が水平でないと照明器具の設置に影響
開口寸法ミスでドア枠や窓が入らない
墨出し段階での二重確認
レーザー墨出し機と下げ振りによる垂直・水平の確認
他職との打ち合わせによる寸法調整
「ミリ単位」の精度こそ、軽天工の誇りです。
軽量鉄骨(LGS)は軽量とはいえ、環境や扱い方によって精度に影響する素材です。
雨天時や湿気の多い現場での材料保管
床に直接置くと曲がり・汚れ・サビの原因に
投げ置きによる変形やバリ発生
乾燥した平らな場所にラック保管
現場搬入後すぐに仮組・仮置きで変形を防止
丁寧な運搬・保護具の使用
材料の精度を守ることが、施工の質につながります。
現場での“施工図”や“設計図”には、時に現実とのズレや解釈の余地がある場合もあります。
設計図と実寸が合わない(配管や梁の干渉)
高さ設定のズレ(天井高の変更・梁逃げ)
設計側の意図が不明瞭な記載
着工前に設計担当・監督と図面整合性の確認
現場実測による事前調整
柔軟な判断力と報告・相談の徹底
“現場目線”での判断力が、最終的な品質を左右します。
軽天工事は内装の初期工程であり、配線・配管・空調・断熱材など多くの業種との連携が必要です。
電気配線と干渉して吊りボルトが打てない
設備配管が軽天下地を貫通
他職との工程バッティングで手戻り
着工前ミーティングで工程と位置の共有
先行配管・配線とのタイミング調整
各業種との“現場レベル”でのコミュニケーション
「全体を見て動ける職人」が、現場に重宝されます。
軽天工事では、脚立・足場・天井内などの高所作業や火気使用が頻繁にあります。
吊りボルト作業中の墜落事故
グラインダー使用による火花トラブル
シャープエッジによる切創事故
墜落防止器具(安全帯・ヘルメット)の常時装着
火気使用時の監視・消火器配置
研磨・カット部の養生と周囲への注意喚起
「無事故」が職人としての信用に直結します。
軽天工事は、内装全体の精度・強度・美しさを決める「骨格づくりの仕事」。
その中で、わずかなズレ・不注意・認識不足が大きなトラブルにつながるため、“正確さと配慮”が何より重要です。
「見えないところにこそ、職人の力がある」。
この誇りを胸に、一つひとつの工程に責任を持つことで、より高品質な空間づくりが可能になります。