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株式会社モリの更新担当の中西です
さて今回は
~軽天って?~
ということで、軽天工事における「軽天」とは何か?その素材・役割・施工技術までを、職人の目線から深く掘り下げてご紹介します。
建築現場で「軽天(けいてん)」という言葉を聞くと、「軽い天井のこと?」と誤解される方も少なくありません。
しかし、実はこの“軽天”こそが、現代建築における壁や天井の骨組みを支える縁の下の力持ちなのです。
目次
軽天とは、**「軽量鉄骨天井下地」**の略で、天井や壁の内側に組まれる“骨組み”のことです。
主に**軽量形鋼(LGS:Light Gauge Steel)**と呼ばれる薄い鉄骨材を使用
C型や角形の断面で強度と軽量性を両立
石膏ボードなどの仕上材を貼り付けるための“下地”として使用
建物の美しさや強度の“土台”となる存在なのです。
かつては木材で組まれることが多かった内装下地も、今ではほとんどの現場で軽天に置き換えられています。
軽くて運搬・施工がしやすい
湿気や火に強く、変形しにくい
寸法精度が高く、大規模建築にも対応可
リサイクル性が高く、環境負荷が少ない
**強さと軽さ、合理性を兼ね備えた“現代の下地材”**として、建設現場に不可欠です。
軽天工事は、設計図面を読み解きながら、空間の中に正確な骨組みを組み上げるプロセスです。
**墨出し(基準線引き)**で正確な位置を確認
**ランナーとスタッド(支柱)**で壁の骨組みを形成
天井の高さに合わせて吊りボルトと野縁で天井下地を組む
最後にボード職が石膏ボードを張り付けて仕上げへ
「見えない部分」にこそ職人の精度と技術が問われる仕事です。
軽天工事は、設計に対する「正確な対応力」が求められる仕事です。
壁がまっすぐ立っていなければ、仕上がりがゆがむ
天井が水平でなければ照明のラインが崩れる
すべては“仕上げ職人の前段階”として責任重大
そのため、軽天職人には寸法精度・構造理解・施工スピードのすべてが求められます。
“空間を図面どおりに実現する”立体作業のプロフェッショナルなのです。
軽天が正確に組まれていることで、初めて以下のような空間が実現できます。
美しくフラットな天井
隙間なく閉じた間仕切り壁
防火性能や遮音性の高い空間設計
安全な配線・空調設備の収納スペース
つまり、軽天は「目には見えないが、空間の質を決める柱」。
**“表には出ないが、品質をつくる仕事”**なのです。
軽天は、ただの鉄骨ではありません。
それは**「空間の精度と安全を支える骨組み」であり、「建築の美しさの裏にある職人の手仕事」**です。
見えないところにこそ、本当の技術が宿る――
そんな信念で支えられているのが、軽天工事の世界です。